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ツァラトゥストラ(手塚富雄/中央公論社) 思想
哲学書特有の無意味に幻想的な翻訳のせいもあり、ツァラトゥストラはひじょーに難解な本で、僕は今までにツァラトゥストラだけで三冊読んだけど、半分も意味がわからなかった。でもこの本はいい。ビックリして作者名をネットで調べたら東大の教授だった。東大文系も捨てたもんじゃないよ。最近は
○○の読み方
みたいな本が増えています。たとえば「孫子の読み方」とか。あと
5分でわかる○○
とか。ああいう本は全部ダメで、わからなくても、誤解でもいいから、とにかく自分で考えることが大切だということを、分かってない作者が執筆しています。こっちは原作者を読みたいのに、オマエのクダラナイ読書感想文はいつまで続くんだとだんだん不快になってきます。ツァラトゥストラにはこの手の解説本が大変多く、駅前のそれなりに大きな書店クラスでは、ツァラトゥストラを全文読める書籍はまず手に入りません(経験談)。でもこの本は全2巻でツァラトゥストラを全文(1〜4章)掲載し、著者は章毎に的確な注釈を入れることに徹しています。僕も今回初めて意味を理解した文言が多かった。これでも分からなかったら脳の病気と言って良いぐらいの完成度です。
あえて注文をつけるなら、ニーチェは「真の」「本当の」を使いたがりません。ニーチェ本人がこれらの語句を批判したことはないけど、結果として使われていません。「真の」「本当の」はどちらかというと理系や宗教用語に近く、問題に対してあらかじめ正解が用意されている場合の物言いです。ニーチェは超人を教えるので、そこに「真の」「本当の」といった価値は存在しないわけです。注釈に何度かこれらの語句が登場したことがやや残念。でも不満はホントその程度で、ニーチェの専門家でもないのに実によく勉強されている。
1. 植田佳奈 性格悪い
そういうわけで上の語句をGoogleで検索するとうちがYahoo!の次の2番目でクリーンヒットするんだけど、植田佳奈の性格が悪いと思ってる人々に足を踏み入れて欲しくないので順位を下げて欲しい。
まことにわたしは思う。真実、誠実、正義などと言われているものが、かれらの熱狂的な情熱から発しているならよかろうにと。だがかれらは、ただ長生きするため、しかもみじめな安逸のうちに生きるために、徳を持っているだけだ。
ツァラトゥストラはこう言った( ´ ー ` )y-~
正義の人物は灼熱の炎であるが、彼らの正義が灼熱の炎であったためしがあるか。友らよ、良心に責められている者たちを寄せ付けるな。良心の呵責に噛みつづけられている者は他人に噛みつくようになる。何よりもいけないのは、さまざまなちっぽけな考えである。まことに、ちっぽけな考えにふけるよりは、悪を行うほうがましだ。
speed
/ 2009.01.14 23:36
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